より新たな知識を生み出す

引き続き、ナレッジマネジメントを実践するプロセスに関してです。既存の知識を活用することができれば、次は新たな知識を創造する段階となります。既存の知識を共有・活用しても解決できない問題に対しては、新たな知識で対応せざるを得ません。ナレッジマネジメントとは知識の創造を意図したものであり、問題解決ばかりではなく、新しいものの創造や状況の改善も含まれます。新たな知識の創造は、既存の知織の組み合わせや体系化とは異なります。化学反応で、まったく異なる物質が生成されるように、既存の知識の中から、まったく新しい知識が生み出されることをいいます。これを「創発」と呼ぶこともありますし、「イノベーション」も本来はこの意味で用いられるべきものなんでしょう。そして、新たな経験からより新たな知識を創造するという段階に入ってくるわけです。新たな知識が創造されたら、これは直ちに実践されるでしょう。実践されなければ、それは本当に知っているとはいえないからです。そして新たな知識の実践は、それまでにない新たな経験を生み出します。この新たな知識の実践によって得られた新たな経験から、より新たな知識を生み出すことが可能になるのですね。

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